小学校による情報教育の偏り
本教室には市内、市外の様々な小学校の生徒さんがレッスンに通っておられます。子供たちの話を聞いてみると、どうやら学校ごとに情報教育の取り組みに違いがあるようです。
2019年にGIGAスクール構想が開始され、2020年から小学校でのプログラミング教育が必修化されました。それを受けて、2021年から彦根市の小中学校では生徒1人に1台ずつ学習用PC端末が貸与されることになりました。この学習端末を有効活用できれば小中学校の情報教育を飛躍的に進化させることができます。問題は学校によって学習端末の運用の方法やルールに違いがあることです。
ある小学校では、なんと2年生から学習端末を使った授業で「プログラミング」を扱うそうです。一方でせっかくの学習端末を計算ドリルや漢字ドリルなど、紙でやったほうが早いものにばかり利用している小学校もあります。休み時間はどうでしょう。子どもたちが自由に学習端末を利用できる小学校もあります。休み時間の遊びとしてプログラミングを楽しんでいるそうです。しかし大半の小学校では、学習端末は普段は生徒の触れないところに大事に保管されていて、決められた授業でしか利用できないようになっていると思います。宿題が出た週末は学習端末を家に持ち帰ることができますが、それ以外のときに学習端末を家に持ち帰るには申請が必要となります。
GIGAスクール構想は全国の児童・生徒1人に1台のコンピューターと高速ネットワークを整備するというたいへん素晴らしい取り組みです。しかしながら、このような状況を見ていると少なくとも私の周りではこの取り組みがうまくいっているようには思えないのです。本教室にも、学校の学習端末が自由に利用できないことに不満を持っているお子さんがたくさんいます。せっかくの貸与された学習端末ですので、もう少し利用したいときに自由に利用できる環境を整えてほしいと思います。
本教室では、レッスンの前半に少人数による授業形式のプログラミング学習を行い、後半は生徒たちが自分の興味に合わせて自由に課題を設定する自由課題の時間も設けています。PCやソフト、3Dプリンタ、ドローン、VRなどの情報機器は、なるべくたくさん実際に触れて学ぶことが重要であると考えて、いつも学習内容を検討するようにしています。ご興味を持たれた方は無料体験レッスンもございますので、お気軽にご連絡ください。